課題文:別のパターンとしては、「豪華景品が当たりました」というようなメッセージが届き、「受取はこちら」というリンクをタップすると、景品の代わりに大量のマルウェアがダウンロードされる、というのもある。
カタカナ語は、うっかりそのまま英語にしてしまいそうになりますが、「そのカタカナ語、実は和製英語でした~。そのまま英語にしても通じません!」ということもあるので、面倒ですが一応調べるようにしています。
上記課題文の「パターン」ですが、そのままpatternが使えるでしょうか?
patternを辞書で調べると、①模様、柄、図案、デザイン ②斑紋 ③型、様式、形態~(ランダムハウス英語辞典)となっています。1番は「模様」という意味ですが、日本語では「模様」という意味で「パターン」を使うことは少ないように思います。「パターン」と「pattern」では最初にイメージするものが異なるようです。
で、上記課題文ですが、この場合はversionが合うそうです。
日本語の「パターン」には、versionが合うことが多いそうなので、次に「パターン」が出てきたらversionが使えるか試してみようと思います。
返信削除平野 信輔先生からのコメント
少し補足しておきます。課題文の場合に、pattern がまったく使えないわけではありません。pattern には「いつも決まりきった形で繰り返し発生するもの」という意味もあります。「典型的な一連の手口」「不変な一連の手順」という意味に焦点を当てるなら、pattern で表現しても良いと思います。
ただし、課題文は「詐欺」というカテゴリの中の「様々な手口」を紹介している文脈です。であれば、ひとつのもののバリエーションを表す言葉、つまり version の方がより合うということです