平野セミナーで実際に行われた添削の一例を紹介します。
(原文)
近年では、Eメールの受信時やウェブサイトの閲覧中は、フィッシングに警戒している人は多い。しかし、SMSはそれほど危険視されていない。
(生徒訳)
Recently, many people have become aware of phishing in receiving e-mails or viewing websites. However, people tend to be off guard toward SMS.
あなたなら、上記の生徒訳をどう修正しますか?
考えてから、下の方にスクロールして回答編を見てください。
(問題点を考える)
1.前置詞句in recieving~が、前のどの部分に係っているかが曖昧である。phishingに係っていると解釈してしまうと、「メール受信中のフィッシング」となり、意味がおかしくなる。
2.Howeverが先頭にあること自体は問題ないが、一般にhoweverが先頭に出てくると、前の文章の何が否定の対象となっているのか(次に何が対象とされるのか)がすぐに分からないこと(流れが分からない)。
(修正訳)
Recently, many people have become aware of phishing, and they are cautious when they receive e-mails or view websites. When it comes to SMS, however, people tend to be off guard。
(修正訳のポイント)
1.一文目を二文に分けることで、文意がはっきり定まる。意識(aware)+注意(cautious)で「警戒」の意味になる。
2.When it comes to SMS, however,~として、SMSとe-mail及びwebsiteが比較されていることが早く分かるようにする。話の流れが分かりやすい。
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