2023年5月4日木曜日

平野セミナー(英文ライティングの実践講座)についての私的感想

                                 渡辺 尚

 1.平野セミナーの面白さ

 ・自分の英語ライティング力を高めたい(効果的な英語を書きたい)!という人のためのセミナーのように感じています。英語力ライティング力向上のために重要なことは多くあるでしょうが、平野セミナーでは下記のことが得られます。

 1)単語、表現、文脈、文章の目的(読者)等の様々な要素を考慮して適切な表現を選択すること

 平野先生が、懇切丁寧な解説で「効果的な英語」の作成方法を教えてくれます。

 Oさん『先生の解説は、日本文自体の曖昧さの解説から、英文にしたときの語感の解説にまで及びます。毎回、出席するたびに新たな発見があり、まだまだ勉強したいと刺激をもらっています。』

 Mさん『日頃から疑問に思っていた、似たような単語の意味の違いや文法上の留意点など、明快にわかりやすく教えて頂いて毎回目から鱗が落ちます。』

 そして、平野セミナーでは、実際のトレーニングとしては、下記が行われます。

 2)英語を自分で書いて、それを添削してもらうこと

 平野セミナーでは、各自が書いた英文を平野先生が目の前で添削してくれます。自ら書いた英文の問題点(英語としては効果的ではない表現等)を指摘されることで、効果的な英語ライティングを身につけることができます。

 作成する英文は短いですけど、ご安心あれ。平野先生は隅から隅まで突っ込んでくださいますから。『満点でしたー、ハイ終わり』ということはないと思いますよ。

 他の参加者の前で自分の書いた英語が直されるというのは少しドキドキしますが、慣れたら大したことはありません(笑)。また、平野先生は元の英文のなかで活かせるところは活かした形での変更を教えてくれますので、優しいなーと私はいつも思っています。。

 上記について平野先生の回答(2023/5/20追加)

 「いやー、それは全てを否定すれば、授業は簡単ですよ。優秀答案を見せて、このようにして下さいと言えばいいんですから。でもそれでは授業の意味はないですよね。どんな回答に対しても、回答者の発想や視点(なぜその人の回答がそうなったかを)を考えます。そして、それをどのように活かすか、発展するかをその場で説明していきます。そうすることによって回答者も初めて自分の英語を見直して、次から改善できるようはずです。」


 3)他の参加者の英語を見て、自分の英語と比較すること

 平野セミナーでは、他の参加者が書いた英文を見ることができます。同じ教材に対する異なるアプローチを見ることができて、勉強になります。

 Mさん『工夫のこらされた参加者の皆さんの文章を見せていただけるのもとても楽しみです。』

 

2.平野セミナーでのグループワーク *数回に1回の割合で採用

1)グループワークの概要

 ・グループワークとは、参加者がいくつかのグループに分かれて話し合いを行い、同じ課題についての一つの回答を作成する勉強方法です。

 ・形態としては、例えば、下記のようなものがあります。

 A) 前もって与えられた課題の解答を各自が前もって作成しておき、当日グループ毎で話し合います。

 B) 当日いきなり課題を与えられて、その場でグループ毎に英文を作成します。

 C) 前半で通常の添削が行われ、後半でグループワークを行います。後半では、前半で先生から教示があった一連の文章における『英文作成へのアプローチ』を適用することが指示されます。

2)グループワークについての感想

 ・その場で英語が思いつかなかった時や、思いついても自信を持って他のメンバーに自分に英文を提示できなかった時は、つらかったです。。。しかし、このように頭を絞り尽くして英文を考えるというのは貴重な経験だと思いますよ。

 ・瞬間的にその場で英語が出てくる人、上手にみんなの意見をまとめる人、分かりやすく提案英語を説明できる人に接することができ、興味深かったし、勉強になりました。

 ・シンプルな英語の良さを強く感じました。複雑な構文や表現を採用すると、その後の変更が難しくなります。しかし、骨格がシンプルな英語であれば、様々な意見に対してフレキシブルに対応できます。

 ・個人的には、上記のC)が面白かったです。前半で先生から教えてもらったアルゴリズムを身につけ(ぼんやりですが)、それを後半に他の人と協力しながら実践に移す。脳の使い方の訓練になっているような、、、(まあ、何を言ってるか自分でも分かりませんが、とにかく不思議面白経験だったんですよ!)

 

3.オフライン(リアル)vsオンライン(ネット)

 コロナ禍でオンラインでの会話や授業がかなり普及しましたね。OSTECでも2年半ほどオンラインでの勉強会が行われました。オンラインで勉強会も結構便利でしたよね。案外使えるなという印象もありました。時間の節約になりますしね。

 一方でパソコンやスマホの画面を見て勉強するのは苦手という方もおられたのではないでしょうか。私はそんな風に感じるところもありました。緊張感がなくなって、力が抜けてしまって、、。

 オフライン(リアル)の良いところは、先生や周りのメンバーの顔色(真剣なのか、軽く受け止めて良いのか)、雰囲気(盛り上がっているのか、盛り下がっているのか)が、オフラインより正確に分かるところでしょうか。また、近くにいる人に気軽に声をかけたり、かけられたりできることも重要な点ですね。オンラインでは、そこまで気軽にコミュニケーションを取れませんよね。

 特に、前述のグループワークに関しては、オフライン(リアル)の方が柔軟な対応・密なコミュニケーションができていいですね(オンラインでのグループワークも可能ではあるのですが。。)。

 現在の平野セミナーはオフラインで実際に顔を合わせて勉強をすることの良さを最大限活かせるように工夫されていますので、この活動を長く続けていきたいです。

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