2024年11月29日金曜日

2024年1~6月英訳セミナー概要


当会の英訳セミナーでは通常、提出された解答を平野先生が添削してくださいます。

2024年1~6月の課題は以下のとおりです。

1月:英訳演習(プラスチック生産量/廃棄量についてのスライド資料)(一部グループワークあり)

2月:英訳演習(生成AI、記事的読みもの)

3月:英訳演習(生成AI、記事的読みもの)

4月:要約演習(生成AI、記事的読みもの)

1000字程度の和文を15語及び60語前後の英文に要約

5月:英文リライト演習(取説)

6月:英訳演習(和文の無駄を省いて英訳、技術的文書)

2024年11月10日日曜日

平野セミナー受講生のブログ:〜等(過去セミナーより)


課題文:回収されたプラスチックごみの79%が埋立あるいは海洋等へ投棄されている。
解答例:79% of the collected plastic waste is buried in landfills or dumped into the ocean, etc.

英訳をしていると、上記のように「~等」という日本語がよくでてきます。この「~等」を訳すと、文章がスッキリしないなあといつも悩みます。セミナーの課題であれば、「~等」はバッサリとってしてしまうところですが、仕事の場合はそういうわけにもいきません。

上記課題文では、「海洋以外の他の場所に捨てることもある」という含みを残したいところです。では、どうすればいいでしょうか?

平野先生によると、
etc.→日本語でいう「~とか」になり、無責任な感じになるのでダメです。
or similar →良いですが、やはり無責任な感じはあります。
含みを残したいわけですから「海洋等へ→主に海洋へ」としてprimarilyを使うと含みを残せます。
とのことです。

原文の字面ではなく内容を理解すると、~等→主に~→primarilyという発想ができるのですね。このように、内容をきちんと理解することが翻訳には大事なのだなと改めて感じました(とはいえ、それが難しいのですけれど)。